『大阪古書月報』(大阪府古書籍商業協同組合)は、『古書月報』(東京都古書籍商業協同組合)よりも入手困難。しかし、たまたま、238号、平成4年11月の「尾上蒐文洞氏ーー追悼特集ーー」を入手できた。内容は、
弔辞 今木芳和(理事長)
弔辞 肥田皓三
本好き人好き 谷沢永一
畳屋町時代の蒐文洞 肥田皓三
尾上政太郎さんを偲んで 旭堂小南陵(参議院議員)
人間丸だしの尾上さん 八木福次郎(日本古書通信社社長)
尾上さんの思い出 竹村登茂子(読売新聞社京都支局)
巨きなひとが逝きました大きな声も消えました さかもとけんいち(青空書房)
最後の礼状 園田久行(オランダ屋書店)
哀悼天真らんまん先生 梶原正弘(浪速書林)
ご挨拶 長男尾上静雄
谷野道三君を偲ぶ 佐藤鉄心(ブックス三京)
谷野さんと私 西田仁(西田書店)
発行から20年以上経っているので、執筆者も数名亡くなっている。先日逝去されたさかもとさんの文章によると、
「ごくろうさん ええもん つくってくれました」 かつて私が大阪ふるほん[や]MAPをつくった時一番に心から祝ってくれた ひとでした。
天牛さんの番頭さんだったそのひとはミナミの古書店を一軒づつ案内してその制作に力をかしてくれました。
「『大阪ふるほんやMAP』を作った青空書房のさかもとけんいちさん」で言及した『大阪ふるほんやMAP』は、やはりさかもとさんの作製だった。