神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

今注目のフリペ『ハンケイ500m』(union.a発行)

京都市営地下鉄のラックなどに置いてあるフリーペーパー『ハンケイ500m』を発見したのは、昨年9月のことで既に27号であった。隔月刊で毎号市バスの停留所から半径500メートルの範囲内を特集するようで、この時は岡崎道であった。「本物を知る「京おんな」のためのフリーマガジン」とあるので、わすみたいなオッサンが読んではいかん(´・ω・`)のだが、結構面白い。この号には、関西美術院の三谷祐幸代表が登場。関西美術院は、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)教授に赴任した浅井忠が1906年に絵画を勉強するための私塾をまとめて設立したものだという。建物の設計は、武田五一とのことで、へえー。バックナンバーは→「ハンケイ500m」で見られます。25号には三月書房、22号には紫陽書院が登場します。
さて、わしが注目していたこのフリペ、いつかネタにしようと思っていたら、京都新聞に先を越された。今月7日に始まった「街のフリーペーパー」第一回が、この『ハンケイ500m』。「特集する地域を決めると、毎回約1カ月かけて調査し、手は抜かない。必ずライターやカメラマン、デザイナーら5人ほどで取材する。」という。これは全号保存したいフリペである。調べてみると、さすが府立総合資料館、創刊号から所蔵している。