神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

内堀弘氏もあきれた梁山泊の本の山

『書砦梁山泊創業者島元健作古稀記念集』(平成28年2月)を入手。目次は、

序にかえて(二代島元草多)
略歴
出会いからはや三十六年 山下勝義(唯書房店主)
あの頃 矢野龍三(矢野書房店主)
島元さんは悪い人です 杉本信一(厚生書店店主)
師 中澤哲也(文月書林店主)
持続可能な抵抗 釜元翔子(梁山泊京都店店員)
感謝 島元唯我(現・梁山泊店員)
エールまたはホメ殺し 島元真琴(現・梁山泊店員)
特別寄稿・古稀の先輩へ 内堀弘石神井書林店主)
商品目録
唯書房
矢野書房
文月書林
梁山泊

内堀氏は、梁山泊の在庫について、

何年か前、京都の梁山泊にうかがったとき、気の遠くなるような本の山に、思わず正気ですかと言いそうになりました。

と書いている。確かに、二階の店頭に出してあるだけでも、京都の古書店では最大級を誇るだろうが、一階の倉庫に内堀氏も真っ青の在庫があるようだ。一度見せて欲しいものである。
本書に一文を寄せた古書店主は、内堀氏を除き、梁山泊で店員やバイトとして働き、今では店主となった人達である。わしも、父には「こんなに本ばかり買って、古本屋にでもなるのか」とよく叱られたが、もし生まれ変わったら、梁山泊で修業して古本屋になりたいなと思う今日この頃である。
なお、杉本氏の次の一節も誰なのか気になるところである。

また、神秘主義思想の研究者のお宅へうかがったこともあった。十二畳ほどの書庫の壁面が関連の洋書で埋まっている。蔵書の七割は洋書だったと記憶している。