神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

『南森町古本ガイド2016年版』をもらう

天三おかげ館で開催された南森町古本市で、『南森町古本ガイド』の2016年版をもらう。旧版は、縦長の二つ折のチラシであったが、今回はA5判、カラーで14頁。南森町駅周辺の10軒の古本屋の店舗情報、地図の他、各店9点ほどの古書目録が書影付きで掲載されている。更に、落語家桂文我氏の「南森町こしょこしょ話」 、矢野書房天満橋店長と駒鳥文庫店長の「本以外に夢中になったもの」に関する一文もあり。地図の変更点は、探偵小説・SF幻想・絵本・アート系に強いジグソーハウスが少し離れた所に移転したのと、古典籍・古典芸能・美術工芸・趣味に強い杉本梁江堂天神橋店が天三おかげ館2階に移転する(今月27日)ことである。天三おかげ館2階には、既に美術工芸・趣味・近代文献に強いハナ書房が入っているので、2軒並ぶことになる。
文我氏のは、古本屋好きになったきっかけの故郷三重県松阪市白粉町にあった玩古堂の婆さんの話。壁の書棚は大量の水木しげるの貸本漫画などの漫画本で一杯だったという。水木の貸本漫画を売ったのは、後に画家になる友人の中嶋君で、彼は今でも「あの本があったら、小さい家が建ってたかも知れん」と嘆いているという。
今後このガイドを片手に古本猛者達が天神橋筋商店街を闊歩することになるだろう。