神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

かわじもとたか編著『月の輪書林古書目録を一考す。』にオタどんと書物蔵さん

かわじさんの『月の輪書林古書目録を一考す。』(杉並けやき出版、2016年1月)にわしと畏友書物蔵さんが登場。「郊外エロ風景☆高円寺の巻他」掲載の『人の噂』3の2などを編集した細井肇について、

細井肇は知らない人。こうして知らない人を調べるのも面白いのである。まあ、そう感じる人は少ないだろうが。ブログ「神保町系オタオタ日記」や「書物蔵」さんくらいか?

と。ありがとうございます。
なお、本書について、書物蔵さんが『文献継承』28号に書評「かわじもとたか『月の輪書林古書目録を一考す。』を評す:不思議なグルーヴ感がたのしい」を書いています。この『文献継承』を本書の販売もしている善行堂に置いてもらいましたので、善行堂に行かれる機会のある方は、ぜひもらってください。
さて、かわじさんは、既に各種古書目録を活用して、『追悼號書目 古書目録にみた追悼號書誌』『水島爾保布著作書誌・探索日誌』、『装丁家で探す本 古書目録に見た装丁家たち』、『序文検索 古書目録に見た序文家たち』など、九冊を刊行。生涯に十冊の著書を出すのが夢で、後一冊になったという。古書目録シリーズが後一冊で終わってしまうとは寂しい。私や書物蔵さん、そしてかわじさんも、黒岩比佐子さんと縁があった人は、彼女が生きられなかった分、古書の森を逍遙し、古本者を楽しませる著作を発信していく義務があると思う。

月の輪書林古書目録を一考す。

月の輪書林古書目録を一考す。