神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

善行堂で『アカデミア』創刊号(京都学士会、昭和22年2月)

善行堂で何回か見かけたが残っているので、これを買うのは私だけだろうと引き取ってきた。500円。意外と珍しい雑誌だったようで、本号は府立総合資料館が所蔵するだけである。京都学士会は、一般社団法人全国日本学士会の前身。また、本誌は改題されて、『ACADEMIA』となっている。詳しくは同会のホームページ参照。ただし、21年創刊になってしまっている→「http://academic-soc.jp/activity/magazin/
本号の目次は、

アカデミアの夢 新村出
祖国再建と国民的自信 野上俊夫
最近のアメリカを語る 湯浅八郎
俳句 加藤さだ
日本基督教の世界的使命 片子沢千代松
科学の力 浦田達雄
協調 石関狷介
明けの春 高島秋晴
医療の民主化 美馬陽
曙の老松 大野木秀次郎
百済観音 吉井勇
紅梅 斎藤茂吉
アカデミア創刊を祝す 大井尚俊
宗教研究 福山寛
役員名簿 編輯局
編輯後記 片子沢千代松

役員名簿によると顧問は羽田亨、羽渓了諦、大野木、吉井、佐々木惣一、新村、末川博ら15人、会長は野上、副会長は湯浅ら2人、理事長は石関、総務理事は福田、常務理事は片子沢、浦田、美馬、高島、加藤ら16人、理事は湯川秀樹、淀野隆三、西谷啓治ら24人。相当頭でっかちの組織に見えるが、会員はどれだけいたのだろうか。