善行参りで『いつも会いたい桑原先生』（『いつも会いたい桑原先生』の会、1990年12月）

年末に善行堂へお参り。『いつも会いたい桑原先生』 なる123頁の本を発見。「桑原先生」とは、桑原武夫だろうと思い、中を見ると、正解であった。桑原が会長を務めた現代風俗研究会のメンバーによる饅頭本。目次は、

現風研定例会の記録テープから
第二回総会・はじめのことば／小林一三について／排泄の快感について／自著の宣伝／玉姫殿ふう結婚式／失われた冠／第五回総会・閉会のあいさつ／色の革命／化粧をすることについて／旅の定義をめぐって／散歩から宇宙旅行まで／ディスカバージャパンと団体旅行／第九回総会・閉会のあいさつ／現風研十周年を迎えて／現代風俗をめぐって
年譜・旅行の自分史（桑原武夫自筆）
先生の思い出
大塚末子／石津謙介／小原正太郎／西村大治郎／佐藤彰一／角山栄／鶴見俊輔／中野進／桑原朝子／舘雅子／安田武／宇野久夫／柳洋子／井上俊／高橋千鶴子／岡本信也／高橋明実／日座たえ／針谷順子／山本紫津子／塩見啓子／鵜飼正樹／永井良和／常見耕平
田鶴夫人訪問記
編集後記にかえて・小さな座談会
・永遠の小さな少年少女に会えるときめき

1990年10月26日に田鶴夫人を訪問している*1が、桑原の思い出として、

若い頃はヘビースモーカーだったが、ぜんそくのため禁煙した。まわりの者から「ガンが恐くて煙草をやめたんだ」とひやかされると、一所懸命否定していた。

とあった。
本書はなぜか京大の図書館にはなく、立命館大学が所蔵している。

*1:セカンドハウスの小さなケーキを持参したが、夫人はそれよりも大きなケーキと橘屋の和菓子でもてなしてくれたという。