神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

関西蚤の市で巽聖歌『新美南吉の手紙とその生涯』(英宝社、昭和37年4月)

新美南吉作の絵本『ごんぎつね』の絵で知られるイラストレーター黒井健氏のインタビューの載った京都新聞を読みながら関西蚤の市へ。そうすると、東京くりから堂が『新美南吉の手紙とその生涯』を500円で出していたので、ゲット。
京都新聞の記事には、京都で「インターナショナル・アカデミー」の講師として教えていた時の話や『ごんぎつね』の話があった。

名作「ごんぎつね」では、朗読ビデオの制作で故大滝秀治さんとの交流を得た。(聞き手・樺山聡)
「あの方の朗読を得たのはごんぎつねの最大の喜び。(略)『うん』っていうひと言を録音するのに、ずいぶん考え込んでいて、台本はよれよれ。あちこちにつぎはぎがあって『70回読んだ』っておっしゃっていた。(略)」