「ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン」と叡電で茶山の紫陽書院まで。誰ぞは乗ったことがあるかのう。
上記を1900円で。編緝兼発行人は、京都市知恩院山内信重院にあった書物の趣味社の伊藤長蔵。発売元は、ぐろりあ そさえてで、所在地は神戸市神戸区海岸通商船ビルと京都市河原町三条南蓬莱相互館が併記されている。350部発行で限定番号は170番。
目次は、
万暦繍像本の画風に就て 黒田源次
サンデの遣欧使節記につき 幸田成友
江戸時代後期に於ける木活字による三大出版 森潤三郎
澄心堂紙に就て 田中敬
銅版細字の経巻に就て 禿氏祐祥
味噌屋板の「兵庫節」に就て 忍頂寺務
生川正香の遺著数種 新村出
浮世形六枚屏風の仏訳本 亀田次郎
近代名家著述目録と同後篇(中) 森銑三
小男の絵巻について 清水泰
佐藤氏旧蔵の平文著和英語林集成 笹岡民次郎
編輯後記
復刻版も出ているが、全7冊揃だと数万円する。まあ、全部集めるつもりはないが。