神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

『実話雑誌』9号(実話雑誌社、昭和23年1月)の「心霊座談会 専門家が語る霊魂の秘密」

これも大阪古書会館で拾ったもの。800円位だったか。「心霊座談会」が掲載されている。出席者は、

心霊研究家 岡沢浄吉
僧侶 羽田芳流
観相研究家 松永対岳
霊術研究家 藤村瑞久
幽霊研究家 道島真三
実話雑誌社 畠山晴行

冒頭、藤村の「手相と言えば、戦時中上野の広小路に、堂々とヒトラーの手相を示して商売していた男がいた」と発言し、畠山が「いましたね。運命線の先が×印で止まっている、不慮の死、惨死の相を示している、あれでしょ」と応じている。更に座談会は、霊界通信や心霊写真の話へと展開していく。この座談会だが、表紙に「続心霊座談会」とあり、目次には「益々佳境に入る霊魂の秘密 心霊座談会」とあり、前号に正篇が載ったのだろう。また、畠山が「皆様のお話を一度に載せることは出来ませんから、五回にでも六回にでも連載するつもりです」と発言しているので、次号以降にも掲載されているかもしれない。