神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

京都大学理学部教授のもう一つのお仕事

『紅萠』22号、2012年9月の巻頭対談「美しい自然と学問で若い世代を魅了したい 「もの」で「こころ」を伝える京都大学総合博物館」によると、

大野(照文・京都大学総合博物館館長) そういうパワフルな先生が京都大学にこられたのが一九八十年代半ば。しかし、植物標本を先生がご覧になったら劣悪なる状況にあった。
河野(昭一・京都大学総合博物館初代館長) そうです、当時は標本が増えてどうしようもなくて、理学部の木造の倉庫に押し込んでいた。ところが、雨漏りする。大きなビニール・シートを被せていたが、夜中に雨が降ったらたいへんです。朝早くきて、急いで竹の棒でシートを突いて水をザーッと流す。それが当時の教授の仕事だった。(笑)これでは天下の京都大学が泣く、なんとか新しい施設をつくらなくてはと、博物館構想がなんとか前進をはじめた。

何度か観覧したことのある博物館設立の背景に、京大理学部のそんな悲惨な状況があったとは(;o;)
全文はhttp://www.kyoto-u.ac.jp/ja/issue/kurenai/index.html