神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

「スター・ウォーズ」の文字と呼ばれたマヤ文字

青山和夫『マヤ文明 密林に栄えた石器文化』(岩波新書)によると、

一九七〇年代末に、マヤ文字の不正確な解読によって、「古典期マヤ人は、金星の動きに合わせて、特に乾季に宵の明星として最初に昇る時に戦争を行った」という仮説が提唱された。この文字は、上に「星」、下に「大地」、その両側の「雨粒」の要素から構成されているが、「戦争」を示す証拠はまったくない。それにもかかわらず、当時ヒットした映画からか、想像力豊かに「スター・ウォーズ」の文字と呼ばれ、五六二年のティカルとカラクムルの戦争がその典型例の一つとされた。ちなみに、ティカル遺跡は、映画『スター・ウォーズ』(一九七七年)では反乱軍の秘密基地として登場する。最近の研究によって、碑文に記された数々の戦争は金星の動きとは相関関係がないことがわかった。つまりマヤの諸王朝は、「スター・ウォーズ」を行っていなかったのである。

マヤを巡っては、ムー大陸とか2012年終末予言とか、トンデモ説が生み出されたが、「スター・ウォーズ」の文字なんてのも存在したのね。