神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

式貴士からの年賀状

『PADOMA』11号、1980年3月(ぐれん舎発行、佐藤弘二編集)は、SF作家*1やファンダム関係者*2からの年賀状特集。式貴士からの年賀状は次の通り。

昨年は、ぼく式貴士(しき・たかし)最初の作品集「カンタン刑」(4月刊)と「イースター菌」(10月刊)が、CBSソニー出版から出版され、念願のSF作家としての幸先のよいスタートを切ることができました。ぼくのこれまでの人生で、去年ほど皆様の暖かい援助と人間的なつながりを嬉しく感じたことはありません。そのご厚意に報いるためにも、今年も少しでも満足のいく作品を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

埼玉県志木市本町の住所のほか、1980年の執筆予定も印刷されている。最後に、手書きで、「似顔絵の件、気にしないで下さい。あれをきっかけに、じゃんじゃん写真だすつもり。」とある。これは、ぐれん舎の会報『G.BULLETIN』6号、1979年12月に「おわび」として、「PADOMA NO.10に掲載された、式氏のイラストが、印刷の段階で、本来ならばフクメンをしている所を手違いがあった事おわび致します。」とあることを受けたものと思われる。私は、この「おわび」は冗談かと思っていたが・・・

*1:平井和正岬兄悟

*2:SFファングループ資料研究会の森東作氏、星群の会高橋正則氏、九州SFクラブの松崎真治氏など