神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

黒岩比佐子さんと梯久美子さん(その2)

「古書の森日記」の代筆が止まっているので、代わりに黒岩さんの顕彰をしていこう。
某女史から御教示いただいたが、『サンデー毎日』4月1日増大号の「読書の部屋」に、梯久美子さんが、黒岩さんについて書いている。

震災の前年の11月、ノンフィクション作家の黒岩比佐子さんが亡くなった。同世代で同業の、尊敬する友人だった。がんで闘病し、死について考え続けていた彼女が生きていたら、震災後にどんな話ができただろうか。見ること、考えることに貪欲で、でも他者の痛みに敏感だった彼女が、震災を見ずに逝ったのは良かったのか悪かったのか。そんなことを何度も考えた。

猫猫情報によると、梯さんは『文藝家協会ニュース』2010年12月号にも黒岩さんについて書いておられるとのことだが、未見である。