詳細年譜を書籍化したものというと、漱石、鴎外、葉山嘉樹、大杉栄などがあるが、鶴見祐輔も出ていた。
石塚義夫『鶴見祐輔資料』(講談社出版サービスセンター、2010年12月)だが、「序」によると、国会図書館憲政資料室の鶴見祐輔文書に寄贈予定の「鶴見祐輔伝」の原稿のうち、著作目録と詳細年譜の一部を収録したという。一部といっても、年譜は160頁近くもある。
ちらっと見て気づいたが、昭和5年5月鶴見がシカゴで会った領事館の「市河孝太郎」は市河彦太郎だろう*1。
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村田裕和『近代思想社と大正期ナショナリズムの時代』(双文社出版、2011年3月)の「あとがき」に、黒岩さんの名前を発見。
二〇〇九年夏、名古屋の日泰寺で営まれた橘宗一少年墓前祭にお誘い下さった故近藤千浪氏。そのマイクロバスで初めてお会いした故黒岩比佐子氏。急逝された両氏に本書を届けることができなくなってしまったことは痛恨の極みである。
このほか、59頁の注で『パンとペン』に言及。
- 作者: 村田裕和
- 出版社/メーカー: 双文社出版
- 発売日: 2011/04
- メディア: 単行本
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*1:「市河彦太郎とシカゴ」(2009年1月16日)参照。