大正7年12月14日燕楽軒で開かれた生方敏郎の『一円札と猫』の会に出席した「灰色の鳩」は、作家だったようだ。大正期の読売新聞「よみうり婦人附録」の「読売おとぎばなし」に執筆していた。
大正6年11月17日〜27日 「鐘太郎の正夢」
12月25日〜29日 「或晩の事件」
7年3月15日〜23日 「笑い」
5月17日〜23日 「子雀の日記」
6月28日〜7月5日 「子雀の日記」
12月18日〜23日 「クリスマスの夜」
8年3月13・14日 「屋根裏の春」
9年1月31日付同紙の「よみうり抄」に「再び教界に入り救世軍高松小隊長となつた」とあるので、これ以降は筆を絶ったと見るべきか。
(参考)6月19日