神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

黒岩比佐子さんの遺稿「歴史と人間を描く」が西日本新聞で連載開始(その3)

第4回は「評伝」。膨大な資料を調査するために多くの経費と年月を費やしても、評伝が売れない日本の現状を嘆く黒岩さん。最初の評伝は、百万円ほどの赤字になったという。しかし、それでも、誤解や偏見に満ちたイメージを抱かれたり、過去の優れた業績を成し遂げながら、歴史の闇に完全に葬られた人物に光を当て、正当に評価して広く人々に伝えなければならないという、義憤のようなものが、黒岩さんを評伝執筆へと駆り立てることになったという。
黒岩さんの次のコメント(2009年9月2日参照)を思い出した。本人には切実な問題だったはずだが、これを読むとつい噴き出してしまう。

Hisako 2009/09/02 14:12
あまりの文字の大きさに、ビックリして心臓が止まるかと思いました……。もしやるなら「あなたもノンフィクション作家になれる が食べられるわけではない」かな?