サイババが死んだみたいなので、ニコライ・レーリヒのネタを。ん、どういう関係があるんだ?
戦前の日本におけるレーリヒについては、2009年5月1日に言及したが、
・大正15年6月 竹内逸訳『美と慧知の生活』(聚芳閣学術部)
・三浦関造「米国に気を吐く管[ママ]野衣川=東洋神秘詩人として名ある=」『日本及日本人』昭和7年1月15日号での言及
がある。
このほか、『中外』4巻1号(大正10年6月)の「世界の反響」欄に、「神秘密(ママ)主義の名画」と題して、
此頃欧米に於て持囃されて居る画家にニコラスロエリツヒといふのがある。(略)露国が恐るべき革命の巷と化してからはロエリツヒは益々宇宙の神秘主義に心酔するに至り、絵も亦其影響を受くるに至つた。革命の騒ぎをストツクホルムに避けたが、次で倫敦に行き米国に渡り、米国に於ける展覧会に非常なる好評を博して居る。尚ほ憧憬する所の印度を訪ね、支那日本にも来遊する計画だといふ事である
とある。この記事が、日本における最初の紹介記事かしら。
なお、この頃の『中外』の編集長は前田河広一郎とされる。また、のちのSF詩人中山啓(中山忠直)が編集者であった。
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ASIOS『謎解き古代文明』(彩図社)は、5月6日発売に延期されたとのこと。
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小谷野敦『久米正雄伝 微苦笑の人』(中央公論新社)も同社のホームページによると、5月発行になっている。これも地震の影響かしら