神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

元東京帝国大学附属図書館職員の女優荒木道子

良守峯の自伝『茫々わが歳月』によると、

昭和二十八年
翌二十三日は(略)大阪舞踏会館に案内されたが、ちょうど公演にきていた文学座荒木道子さんを佐藤(晃一)君が呼んできて酒席を共にする。この両人はむかし東大図書館で一緒に勤めたことがあり、道子さんはその友人であった石川由起さん(錬次君の三人目の夫人)の紹介で文学座にはいったように覚えている。

東大図書館の在職期間は、佐藤が昭和11年8月〜13年3月、荒木が12年3月〜13年7月。独文学者で東大教授となった佐藤は、戦後の経歴が明確。荒木の方は無名・・・かと思ったら、この人はウィキぺディアにもあがっている女優。わしがすらないだけで有名な人か?
しかし、東京帝国大学附属図書館職員だった女優がいたとは・・・

(参考)「石川錬次」は、『第十四版大衆人事録 東京篇』(昭和17年10月)によると、明治26年1月生、大正6年東大独文科卒。第六・第八・浦和各高校教授を歴任。昭和4年府立高校教授。

                                          • -

日経に藤枝市文学館で開催中の「小川国夫の書斎〜作家のしごと」展について書かれていた。藤枝と小川については、「はほへほ」氏が2009年4月19日のコメント欄で言及していたことがあった。「はほへほ」氏、どうしているのだらう。

                                        • -

ジュンク堂にしろ図書館にしろ、テーブルに本を置いておいても、席を横取りしようとする頭の「おかしい」女がいるなあ。