神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

黒岩比佐子さんの次作

昨日の深川いっぷくからの放送「緊急追悼番組 黒岩比佐子さんとの日々――担当編集者3人が語る」は、予定の時間になっても配信されないし、開始されても当初は受信状態が悪かったが、内容的には興味深い話が多かった。見ていたのは130〜150人だった。黒岩さんの次作として考えていた三つのうち、二つが紹介された。一つは小樽を訪問していたヘレン・ケラー。予定していた小樽市立文学館での講演の機会を利用して取材を考えていたという。もう一つは、明治の美人婦人記者。文献の調査は終え、遺族も見つけていたという。三番目は公表されなかった。私は、黒岩さんとは慶応の同窓でもある奇人坂本紅蓮洞の評伝ではないかと思っていたが、違うかなあ。(10月18日参照)。次回の放送は、12/2(木)19:30-、「『パンとペン』編集者が語る」。

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読売新聞の「よみうり堂から」は、読書委員だった黒岩さんの告別式の様子など。テニス漬けのスポ根少女だったこと、ピアノと料理、手芸が得意だったこと、誠実な仕事ぶりなどやさしい記憶をたどる弔辞が続いたという。直接にはライターや古本者としての側面しか知らないが、多才な人だった。