重厚な黒岩比佐子『パンとペン』で勉強した後で、中森明夫の小説『アナーキー・イン・ザ・JP』を読むのも良いかもしれない。堺利彦の名前も出てくる。
−−いや、そのー、大杉・・・・サン?そもそも、いったい、あなたは何者なのかなって。
<うーん、まあ、革命家かな。無政府主義者、アナキストとも呼ばれてるけどね>
−−アナキスト?アナーキストなんですか。
<うん。実際は文章を売って生活している、売文屋かもしらんけどね。ほら、堺枯川の売文社にも雇われていたし>
−−売文屋?
<ああ、本だって何冊も出してるよ>
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今週の田中貴子先生の書評は、高平哲郎『今夜は最高な日々』(新潮社)。タモリがホスト役を務めた「今夜は最高!」について「勉強をすませた夜、この番組がどんなに待ち遠しかったか」と。ほえ〜。
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先日の日経に楠山三香男氏が父親の楠山正雄について書いていて、『楠山正雄の戦中・戦後日記 追補』(冨山房、2010年8月)が出ていると知った。