岡書院の岡茂雄も岡田式静坐をしたおかげで長生きした一人のようだ。岡の『閑居随筆』(論創社、1986年6月)所収の「幼年学校時代」によると、
そのころ(明治四十三年)であった。阿南(惟幾)生徒監に勧められ、伴われて岡田式静坐会場の一つであった阿南家の姻戚に行き、その創始者岡田虎次[ママ]郎師に入門したのである。その後は学校に近い四谷愛住町正応寺の静坐会場に、毎月二、三回休日に通って師の直接指導を受けることになっていた。/(略)/私は八人もの兄弟があったが、その中で最も矮躯で見劣りのする体質であったのに、現在、その誰よりも長命を保って今日あるのは、岡田師の門下にあったことが、大分役立っているのではないかと思っている。
岡は、静坐の師岡田虎二郎よりはるかに長く94歳まで生きた*1。
(参考)8月12日
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田中英夫『山口孤剣小伝』(花林書房、2006年3月)の498−499頁に、升巴陸龍について詳しく書いてあった。
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今週の黒岩さんの書評は、セス・シュルマン『グラハム・ベル空白の12日間の謎 今明かされる電話誕生の秘話』(日経BP社、2010年9月)。「最終ページの著者の言葉−「歴史というものは、常に挑み、問いたださねばならない」に襟を正した」と。
- 作者: セス・シュルマン,吉田三知世
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『紀伊國屋書店スタッフが読んだポプラ社百年文庫』をもらってきた。私の趣味ではないが、14巻『本』所収の島木健作「煙」、ユザンヌ「シジスモンの遺産」、佐藤春夫「帰去来」は面白そう。今月一挙に50巻が刊行されたが、来年10月に全100巻が完結する予定。来月刊行の『婚』には久米正雄「求婚者の話」が収録される予定。
- 作者: 島木健作,ユザンヌ,佐藤春夫
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