ミネルヴァ書房シリーズ自伝の長尾真『情報を読む力、学問する心』で、長尾館長が嘆いとる。
情報処理技術に携わって来た私から見ると、たとえばある種のシステムの改良は博士課程の学生であれば、三カ月程度でできると思われるものも、図書館では外部発注をすることになり、そのための仕様書作りから始めて、業者を決めるための公開入札をし、それから作らせるということになり、二年くらいかかってしまうという実態には開いた口がふさがらないと言おうか、全く失望を禁じえない。
安いアウトソーシングを取るか、金はかかるが即時対応のできる職員を抱えるか、どっちが得策か。それはともかく、電子図書館に堪能な館長には、OPACのシステムダウンを起こさないようにしてほしいものである*1。
情報を読む力、学問する心 (シリーズ「自伝」my life my world)
- 作者: 長尾真
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 単行本
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大規模デジタル化に伴う原資料の利用停止で見られない資料が多いようだが、文句は出てないのかしら。まあ、文句を言ってもどうなるものでもないだろうが。