神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

松村雄亮と初期の宇宙友好協会

昭和32年宇宙友好協会創立。初期の状況が、判明した。

宇宙友好協会
(Cosmic Brotherhood Association)
(CBA)
事務局 東京都国分寺局内国分寺775
支部 京都、神戸他、各主要都市
設立年月日 昭和32年8月
目的 “空飛ぶ円盤”の研究を通じ、宇宙の実体を研究すべく、海外の同時[ママ]団体と進[ママ]絡を保ち、これの研究と啓蒙を行う本邦最大の規模をもつ円盤研究団体。
代表者 理事長:郷司浩平
理事:小川定時(事務局長)、久保田八郎(総務局長)、桑田力(編集局長)、橋本健(科学局長)、松村雄亮(国際局長)
会員数 1,265名
昭和33年中の活動 本邦初の宇宙交流機を試作し、これの公開実験円盤観測会を開催しラジオ東京の電波に乗る。また米国より取寄せたLP「土星の音楽」*1試聴会を開き、ラジオ毎日、中部日本放送から放送した他、各新聞、雑誌に資料を提供、三越での航空展*2には円盤資料を展示、公開した。

理事長の郷司は、経済同友会の初代事務局長で、当時日本生産性本部専務理事だった郷司と同姓同名だが、名前を貸したのだろうか。「土星の音楽」って、聴いてみたいね。

それと、松村雄亮は、信雄の長男で、信雄は昭和40年10月に亡くなっていた。

(参考)『SFの手帖』(恐怖文学セミナー、昭和40年3月)の「SF同人誌、研究団体」には、

(CBA)−旧宇宙友好協会
事務所 横浜市中郵便局私書函一二号 荻原新八
機関誌 空飛ぶ円盤ニュース
会員 二〇〇〇
会費 月三〇〇円
他にジュニア会あり

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よっしゃ、東京国際ブックフェアへトチゲキ→「http://www.chikumashobo.co.jp/tibf/2010/

昨日は『本の雑誌』で黒岩比佐子さんの「私が愛する古書・雑書たち 『古書の森 逍遙』と展示会」を読んだが、今日は『文藝春秋』で内澤旬子さんの国会図書館ルポを読んだ。

*1:ニュージャージー州ハイブリッジの看板屋ハワード・メンジールが宇宙人の指導によりピアノで演奏したとされるもの。

*2:昭和33年9月16日から一週間日本橋三越本店で開催された「ジェット・ロケット・人工衛星展」。