倉田卓次氏は『ユリイカ』1993年12月号の「老SFおたくの繰り言」*1で、
SFMがコンテスト−一、二期の眉村・小松・半村・筒井の四作品中では、半村良の「収穫」が印象的だった−経由で登場させた日本人作家たちが、小松左京を筆頭にSFの域を越えて、次々中間小説誌へ飛躍して行くのを、登場母胎からのファンとして嬉しく眺めていた。筒井康隆がいちばん高く飛翔したが、最近の彼は岩波文化へのコンプレックスを露呈したようでちょっと残念。
と言っている。これは、直接的には『文学部唯野教授』のことを言っているのか、それとも岩波新書『短篇小説講義』などを指しているのか。
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近代美術館フィルムセンターで、CIE映画の「新聞の自由」(FREEDOM OF THE PRESS 17分・35mm・白黒)。
健全な世論を形成するために必要な新聞メディアの役割を解説した作品。監督のアレキサンダー・ハミッドは、実験映画作家マヤ・デレンの夫でもある。
'50(アフィリエーテッド・フィルム)(監)アレキサンダー・ハミッド(脚)ベン・カーナー(撮)ピータ・グラシュノック
*1:『続々々裁判官の書斎』所収。