神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

西周夫人升子の日記に出てくる坪内祐三の曾祖母の母

手塚律蔵(のち瀬脇と名乗る)の次女好子は、坪内祐三の父方の曾祖母の母に当たるが、一時期西周の養女となっている。西夫人升子の日記*1に登場する。

慶応2年3月25日 今日、佐倉より兄様よし子同道御出に付、三日御泊の事。西へは誰がゆくかと皆あつめてたづねしに、よしがわたしゆくと申出せしに故、かのも歓びてよこしたとの事。

「兄様」は手塚、「よし子」・「よし」は好子、「かの」は手塚夫人。

好子の結婚についても、升子の日記に出てくる。

明治7年1月13日 今日、瀬脇兄様より御手紙にて好を縁に付ると申来る。先方は海軍医、豊住秀堅といふ。好支度料として金壱百円御遣しになり、直様(すぐさま)瀬脇へ御引越[ママ、「渡」か]しの事。

この翌年、坪内氏の曾祖母豊子が生まれることとなる。

(参考)2月26日

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あおい書店の渋谷南店が昨日オープンした。

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作家の中村弦氏の次作は、伝書鳩だという→「http://www.shinchosha.co.jp/book/312082/」の「インタビュー」欄。

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2ちゃんがダウンしとる→「http://sankei.jp.msn.com/economy/it/100301/its1003011548000-n1.htm

*1:川嶋保良『西周夫人升子の日記』