『sumus』13号のアンケートで「リコシェ」の柳ヶ瀬和江さんが挙げていた晶文社の『ほんやら洞の詩人たち』。同書の「夜話・自作詩朗読について」で有馬敲氏が、
「ほんやら洞」は、中尾ハジメ、早川正洋たちが、岩国へ「ほびっと」という喫茶店を作りに行ったかえりに、京都にもそのような場所を作ろうということで出来たものなんだけれども、開店後は、岡林信康、中山ラビ、古川豪、友部正人、東野人志、三浦久、ディランⅡ、浅川マキ、小林隆二郎、田中研二などの若い連中がコンサートを開き、聴衆をたくさんあつめたな。
と語っている。
「ほびっと」は1972年2月25日開店(1976年1月18日閉店)、「ほんやら洞」は同年5月30日開店。「ほびっと」の閉店については、『sumus』13号の荻原魚雷「となりあわせの本 中川六平さんと晶文社の本」にも書かれている*1。同志社周辺の喫茶店としては、いもねぎ定食の「わびすけ」とか、手作りケーキの「童夢」も忘れがたい。
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