センター試験には渋沢栄一が出てきたので、渋沢栄一の日記*1に見る霊術家の話をする。
大正14年3月6日 午飧後、田中栄八郎氏霊気術行使者たる牛田従三郎氏同伴来訪す(略)霊気術者たる牛田氏は予か宿痾治療の為 田中氏より勧告せらるるなり(略)蓋し其施術の方法は頗る簡易にして、先つ受術者を褥中に安坐せしめ、施術者は手を以て受術者の胸部に置き、凡そ二十分余にして又左右方向を転す、後頭部及頭部をも同様の方式にて通計一時間程にて施術全く畢るものとす、但、此霊気行使の方法は臼井某の発明にて、今日の施術者たる牛田氏は其施術の免許を得たるに付行使するとの事なり、而して此施術は概略一週日を要するに付、明日より来りて施術すへき事とす
「臼井」は青桃氏が何度か言及した臼井甕男のようだ。牛田の霊気術はあまり効果がなかったのか、渋沢は数回施術を受けた後、自彊術を受けている。
試験に出るかもしれないから、よい子は牛田従三郎と中井房五郎の名前を覚えておこう(笑)
(参考)田中は、渋沢の甥で、東洋硝子、日本フェルト、服部製作所の社長。諸井は秩父セメント社長(「ウィキペディア」にも立項)。
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『週刊ダイヤモンド』が「2010年ツイッターの旅 」特集。わしは、もうひとつツイッターにはなじめないが。
今日の日経文化面は、田村治芳氏の「古本情報誌“お役御免”」。9月25日発行予定の10月号で休刊となる『彷書月刊』の話。「最終号まで明るく楽しくやっていきたい」という。