神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

翻訳家列伝13

元々社の最新科学小説全集・東京元々社の宇宙科学小説シリーズの翻訳者13人のうち、何人かについては、「kokada_jnet」氏教示の高橋良平氏「日本SF戦後出版史」に書かれている。
私の調査で判明した翻訳者について、記録しておこう。明治大学の関係者が多いと予想されていたが、関係の不明な人が多い。

佐藤俊彦 『著作権台帳』の英米文学・英語の部に八女島俊夫(やめしま・としお)、本名・佐藤俊彦として挙がっている人物と思われる。昭和4年3月28日広島県生。ウィスコンシン大学大学院卒。元・日本文理大教授。著書:北欧の民話*1リンカーン


南井慶二(みない,けいじ) 明治40年大阪市生、昭和62年没。早大文学部昭和5年卒。戦前から朝日新聞社に外報部員、モスクワ駐在員などとして勤務。訳書:フレデリック・モーア『日米外交秘史』、イーデン『イーデン回顧録』。(『現代日本人名録 物故者編』などによる)


(参考)今月11日。各訳者の担当は、「http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa4136623.html」参照。←よくよく見たら、訳者に誤りが多い。

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ツイッターばやりで、書物ブログも沈滞気味の傾向。元々書物ブログ自体が、ブログの中でも過疎ブログ気味ではあるが。

堀部篤史『本を開いて、あの頃へ』(mille books)。恵文社一乗寺店の店長による新書。
本を開いて、あの頃へ

*1:高橋氏が北欧の神話としているのは、誤り。