神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

『彷書月刊』のあの特集、この特集

黒岩さんが入院されるとのことで、ブログを更新する意欲の何割かが消失したが、ぼちぼち再開。
来年休刊されるという『彷書月刊』は、もちろん「古本」がテーマの特集が一番多いがその他の特集を分類してみると、

サンカ関係 サンカの本・その世界(1990年9月)、没後三〇年・三角寛の世界(2001年3月)


社会主義関係 奥宮健之(1986年2月)、二〇人で書いた荒畑寒村(1990年7月)、平民社九十年(1993年11月)、わたしは伊藤野枝(2000年3月)、金子文子のまなざし−もうひとつの大逆事件(2006年2月)、己れを飾らず偽らず−管野すがのみちくさ(2008年2月)


夢野久作関係 夢野久作 没後五十年(1986年3月)、夢野久作ふたたび(1992年4月)、夢野久作 どぐら・まぐら(1995年5月)、夢の久作(2001年10月)、神出鬼没 杉山茂丸(2005年8月)


満洲関係 満鉄図書館(1988年6月)、満洲の詩人(1990年2月)、満洲 幻のモダニズム(1991年12月)、眼で見る満洲満洲写真作家協会(1994年7月)、満洲映画協会(1998年6月)、満洲の異色学校(2000年8月)、馬賊の唄(2002年8月)、満洲のツーリズム(2003年8月)、満洲の雑誌メディア(2008年8月)、漫画満洲(2009年8月)


絵葉書関係 絵葉書道楽(2002年9月)、絵葉書蒐集家(20003年9月)、絵葉書国人物誌[明治編](2006年6月)、絵葉書国人物誌[大正・昭和初期編](2007年6月)


マンガ関係 貸本マンガの時代(1987年6月)、つげ義春・本とその世界(1991年3月)、私の好きな水木しげる(1993年2月)、杉浦茂ワールド(1994年3月)、楳図かずおロングインタビュー(前篇)(1997年4月)、楳図かずおロングインタビュー(後篇)(1997年5月)、長谷邦夫のパロディ漫画(2000年6月)、上田トシコの引き出し(2004年2月)、このさき諸星大二郎一丁目(2005年7月)、みんなでふるほんまんが(2007年1月)、マンガ少女の三十年代(2007年9月)、みんなでふるほんまんが2(2008年1月)、大正十年書生生活−岡本一平『人の一生』を読む(2008年4月)、漫画満洲(2009年8月)(再掲)


近代美人関係 与謝野晶子(1988年5月)、きむ子というひと(1995年6月)、きむ子 ふたたび(1996年11月)、踊るきむ子(1997年6月)、柳原白蓮 大正十年のスキャンダル(2003年2月)、天勝(2009年2月)


出版関係 鎌倉文庫(1986年8月)、博文館文化(1999年11月)、とある出版社の足あと(2002年3月) 


初めて同誌を買ったのは、レジ台に平積みしていた書肆アクセスだったと思う。その後、めぼしい特集のバックナンバーは取り寄せたので、手持ちの分を見ても、いつから買っていたのかわからなくなってしまっている。岡崎武志氏の初登場と思われる「古書展(店)めぐり がっちり買いまショー一万円コース」(坪内祐三岡崎武志河内紀坂崎重盛高橋徹田村治芳)(1997年10月)は記憶しているが、ナンダロウ氏の初登場と思われる「インターネット古本探索日記」(2000年1月)は、ネットに興味がなかったせいか記憶に残っていない。