神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

日本蔵票愛好会々員若林壽之助


『京都書肆変遷史』に、もしやあの人かという名前が。

1678 ノムラヤ 1.若林萬吉 2.一九二二(大正11)年 3.下京区花屋町大宮西入ル 4.小売業
   大正十一年四月書店組合に加入。同十二年九月の名簿(「義捐金名簿」)には、若林寿之助名義にて登録あり。昭和三年九月花屋町櫛笥西入ルに移転。同時に「(資)ノムラヤ」に組織変更した。その後島原口櫛笥花屋町下ルに移り、同十九年三月企業整備により廃業脱退した。
注:1は創業者、2は創業年、3は創業地、4は業種等。


日本蔵票愛好会の若林さんかしら。


(参考)「書物蔵

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11月5日の読売朝刊で、丸谷才一氏がミネルヴァ日本評伝選のフレドリック・R. ディキンソン『大正天皇』に言及し、併せて評伝選のラインナップについて、書いている。その中に、朝倉喬司美空ひばり』、湯川豊植村直己』、安藤礼二井筒俊彦』について、「びっくりして、この出版社は隅に置けないぞという気になる」とある。前二者は以前見たときから入っていたと思うけど、安藤氏のは初耳。新たに加わったようだ。
丸谷氏は最後に内館牧子西郷隆盛』というのはどうだと提案しているが、本来草森紳一が書く予定だったことは知らないようだ。
(参考)昨年2月12日