神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

『柳田國男全集』(筑摩書房)に漏れたる著作


緻密を極める『柳田國男全集』だが、幾つか未収録著作を発見。

イプセン雑感」『新天地』2巻1号、明治42年1月1日
「名家の読書時間」『読書之友』7号、大正元年11月1日
「出版界の積弊を難ず」『図書評論』1巻3号、大正2年6月3日


これらは、ちまちました文章だが、誰ぞ(「http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20080721」)が発見した石川県図書館協会編『町村誌編纂の栞』(石川県図書館協会、1938年)の序文は未見だが、大発見かもしれない。筑摩書房編集部へ通報したかしら。

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皆さん、昨日の朝日朝刊の別刷を見たかしら。「うたの旅人」が、あがた森魚「赤色エレジー」を取り上げていた。併せて、当時神保町にあった青林堂から発行されていた『月刊漫画ガロ』に連載(1970〜71)された林静一の劇画「赤色エレジー」の話も。矢口書店界隈や「ミロンガ」・「ラドリオ」のある路地の写真が目を引いた。朝日のこの連載は面白い。

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文藝春秋』12月臨時増刊号「『坂の上の雲』と司馬遼太郎」で、平川先生が猫猫先生にからんで(?)いた。既出の内容かもしれないが。←からんでいたわけではないらしい。