神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

「おとわ」のトンカツの出前


村井弦斎の『食道楽』由来の「おとわ亭」を再び発見。
松本克平『日本新劇史』の「踏路社の事前運動」によると、

駿河台の木村(修吉郎)の家は『みなし児』以来、連中の合宿所になっていた。(略)神保町の「いろは寿司」、東京堂裏の「おとわ」にトンカツの出前をさせても、払いはみんな木村の家であった。


『みなし児』とは、大正4年12月神田東京座で開催された近代劇協会と舞台協会の合同劇のこと。「おとわ」とは、おとわ亭のことでしょうね。ただ、松本は典拠を示していない。

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『考える人』に内澤さんが、「さよなら、愛しの豚たち」、じゃなかた、「さよなら、活版」を書いてますた。