神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

狩野文京堂の狩野兵太郎(その2)


『京都書肆変遷史』を見るのを忘れていた。これによると、文京堂の狩野兵太郎は、

明治40年頃 若林春和堂(若林茂一郎)方に奉公した模様
大正12年5月 烏丸通寺ノ内上ルに別家独立
      その後一時期寺ノ内大宮東入ルに移る
昭和2年 現在の丸太町通河原町東入ルに移転
昭和14年 兵太郎夫婦には実子がないので兵太郎の末弟栄三を養子に迎え、二代目として同店を譲り、自分は鴨川東北側(丸太町通川端東)に文京堂東店を開設
昭和19年3月 東店のみ企業整備の理由により新本小売業は廃業脱退。同年末河原町通丸太町上ルに移転して古書販売を継続。
昭和40年7月 76歳で逝去。
昭和63年8月 一人で店を続けていた妻としえが89歳で逝去。ただし、本店の文京堂は二代目が暖簾を守った。


やはり、私が知っている人は二代目だったようだ。


(参考)7月21日