神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

ジョルジュ・ビゴー展


2002年に川崎市市民ミュージアムで開催されたビゴー展は見ごたえがあった覚えがあるが、東京都写真美術館で11日から開催される「ジョルジュ・ビゴー展」は、「初めて、ビゴーの全生涯を明らかにする展覧会」*1というから相当本格的なものになるらしい。ビゴーというと思い出すのは、清水勲氏が『明治の風刺画家・ビゴー』*2で、ビゴーが『極東にて』(明治31年2月)に描いた「東京に初めて出現した自動車」*3によって、自動車の日本への初登場が明治33年とされていた従来の説を覆したことである。漫画が歴史的事実を確認するために使えるということが、新鮮であった。

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けふは泪橋に出現する人が多さう。


河谷史夫『記者風伝』(朝日新聞出版)は7日発売。
記者風伝

*1:同展のちらしによる。

*2:新潮選書、昭和53年3月。

*3:『続ビゴー日本素描集』(岩波文庫)163頁でも見られる。