この数日、適当にググって書いたようなええかげんな日記だったので、反省して真面目路線に復帰。
永代静雄が、『不思議の国のアリス』の本邦初訳である「黄金の鍵」など*1を連載したのは、『少女の友』創刊号(明治41年2月11日)からであった。大西小生氏の『「アリス物語」「黒姫物語」とその周辺』によると、この創刊号は、
目次で執筆者の陣容を見ると、まず村井弦斎の「優しき少女が友達を善人に化したる話」が、ひと回り大きい活字で載っており、目玉の寄稿者であったことが判る。
(略)波多野鳥[ママ]峰や、硯友社系の三島霜川の名も見える。
東大の理学博士・三宅驥一が「花の匂」を書き、樋口二葉が「毎日飲む茶」を書いている。
弦斎が執筆していたことは4月13日にも言及したが、樋口二葉も執筆していたとは(4月14日参照)。その上、波多野烏峰が出ているではないか。波多野はこの頃『少女の友』の発行者である実業之日本社から修養本を刊行しているから、その手の話だろうか。大西小生氏、見てたら教えてちょ。
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とうとう『大航海』も終刊号が出てた。猫猫先生の「キム・ギドクが開く世界」も載ってた。
『日本古書通信』、『彷書月刊』、『SFマガジン』が終刊になったら大ショックだが、当分大丈夫かしら。
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国会図書館の雑誌記事索引で「アキバ系」を引くと、2002年3月から使用例があるみたい。通り魔事件のせいで悪いイメージのあるアキバ系だが、一方「神保町系」はどうかというと、同索引ではヒットしない。まだ、定着していない用語かしら。