青木正美『古本商売日記蒐集譚』によると、青木氏が所蔵する秋庭俊彦の日記に、
大正5年9月28日 K子の家から帰つて、F君の家にゆく。谷崎、広津、永代、光田[ママ]氏等来る。夜みんなでトランプをする。
とあるらしい。この頃、秋庭は相馬泰三と三浦半島の南下浦字菊名に滞在していた。谷崎は谷崎精二、広津は広津和郎、永代は永代静雄、光田は光用穆と思われる。広津の年譜大正5年の欄には、「初夏の頃、兄の勧めで三浦半島の下浦に出かけ、逗留中の友人相馬泰三、秋庭俊彦らを訪ねた。(この時の事が相馬泰三の長篇「荊棘の路」の中で歪曲されて描かれている。)」とある。
(参考)永代と秋庭については、昨年2月21日も参照。
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ブックスランド馬場町店で買ったものは覚えていないが、ある事件があったことは覚えている。私が店に入ってしばらくした後、奥から女性が出てきて、帳場の下の方にあるビデオコーナーを見て、「あっ!こんなにごっそりやられた」と叫んだ。どうやら万引きにやられたらしい。店にいたカバンを持つ若いにいちゃんに「カバンの中を見せて」と言い、カバンには入ってないことを確認したものの、合点がいかないのか、二度、三度も見せてもらっていた。私は、幸い手ぶらの状態だったので、何も言われなかったが、そそくさと退散したのであった。安西店の方は、黒っぽい本もあって、三角寛『明治大正昭和日本勃興秘史』があったことだけは覚えている(内容のない本なので、もちろん買わない)。
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大正7年3月 諸家文章の印象7 里見弓享氏の文章 文章倶楽部
7月→5月<内容と表現> 新潮
12月 <文章と云ふこと> 中央文学
にゃんと某誌の総目次は、発行年の「大正六年」が軒並み「大正五年」になっていた。と、人のせいにしてはいかんか。