神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

大阪毎日新聞の野村治輔


里見とん伝に大正9年末『人間』の編集から降り、大阪毎日新聞の記者となった野村治輔なる人が出てくる。この野村が、喜多村緑郎の日記に出てきた。

大正15年10月14日 風月でカフエーをのみたいと、川口が云ふので、軽るい料理を少したべて、そこを出る、サンボアへ行く。大毎の学芸部にゐる、野村次助[ママ]、と云ふ人に会ふ。「人間社」にゐた男で里見を通して知つてゐる。川口も勿論知り合ひだ。


「川口」は川口松太郎。『昭和二年版日本新聞年鑑』によると、大正15年12月現在の大阪毎日新聞社の学藝部に野村治輔の名前が確かにある。学藝部長は千葉亀雄、副部長は北尾鐐之助。

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黒岩さんの『明治のお嬢様』(角川選書)の紹介が日経にあり。
明治のお嬢さま (角川選書)


千代田図書館でも絵葉書の展示中。→「としょかんのこしょてん VOL.22 −秦川堂書店−」(http://jimbou.info/news/toshokosho.html#22

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今晩はやはり朝日の「落日燃ゆ」かしら。