神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

岸田劉生と里見とん


岸田劉生の日記*1でもトンを発見。

大正14年4月6日 今日は邦楽坐の第一回の修行会の舞台げいこ、三津五郎の和唐内をみるために三時前自働車で邦楽座へ行く。(略)里見弓享君などに会ふ。里見の芝居はまゝ子いぢめのはなしにてつまらぬもの紀州道成寺もつまらぬもの。


里見とん伝184頁に大正14年3月とん作の「正体」が邦楽座で上演されたとあるが、岸田が見たのがそれだろう。

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ミネルヴァ書房の石井義長『空也』。巻末の日本評伝選のリストには、2月現在で今橋映子岩村透』が引き続き挙がっているので、予定どおり書くのだろう。


千代田区立図書館で「千代田図書館蔵 内田嘉吉文庫「実務家の本棚から見る近代日本」」展を開催中。

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内田嘉吉の長男で明治製菓に勤めていた内田誠の妻磨瑳子は小笠原誉至夫の次女。紀伊國屋書店の創業者田辺茂一の妻敏子は、誉至夫の五女。1月28日に言及した斎藤茂吉の日記に出てくる「内田誠一」は正しくは内田誠と思われる。

*1:岸田劉生全集第十巻』