神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

亡くなる直前の吉岡信敬彌次将軍


晩年の吉岡信敬の状況はよくわかっていないが、徳田秋聲の日記にそれらしい人が出てくる。

昭和15年1月25日 「病院船」といふ赤十字の看護班の一婦人大嶽康子の記録が「女子文苑」で発行され、既に二十万部が売れたといふので出版記念会が東京会館で催され、一穂が二度ばかり書いたといふ縁故か、私にも招待が来たので行つてみる。(略)席上メンテイブルの端にゐた吉岡将軍が連りに浅間丸事件で憤慨してをり、船長を罵倒し、引いては阿部内閣と官僚政治を遣つつけてゐたのは、面白かつた。


「吉岡将軍」が吉岡信敬であれば、この年の12月7日に亡くなることになる。


(参考)一昨年4月21日

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朝日さんに連載中の「徒然王子」(作:島田雅彦、絵:内澤旬子)は、2月15日で終わる由。また原画展をしてくれるかしら。


誰ぞは喪中でお休み中(?)