坪内逍遥の日記にも、霊気療法が出てた。
昭和9年6月30日 河竹、服部と打合せて来/(略)/河竹は翌日露木を引上げて双柿舎に寄寓し、専ら介抱に従事す、霊気療法を試みなどして 服部は帰京す
7月9日 此日 河竹帰京
逍遥先生はおなくなりの前年の夏、重い急性肺炎にかかった。そのおり、私は全くそれを知らずにほかの用事で熱海のお宅(双柿舎)に出かけて、これはたいへんとすぐに看病にまわった。(略)からだも大きく力もあり、それに養母の看護で病人なれがしているので気に入って下さった。おまけに松居松翁から指導された霊気療法なるものを少し試みたところ、これもお気に入りで、熱の分離するまで一週間ばかり泊まりきりで看護させていただいた。
河竹も松居の霊気療法の弟子だったらしい。11月24日参照。
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またまた『週刊読書人』に黒岩さんの独歩本が。「2008年の収穫」で楠本亜紀さんが収穫の一冊に選んでました。この手の企画では、前年末発行の本は不利だと思うが、見てる人はちゃんと見てるなあ。『ダ・カーポ』でも選ばれていたから、この勢いで増刷されればいいのだが。中森明夫氏が内澤旬子『おやじがき』を挙げているのは早過ぎ!?
煮詰まった誰ぞらしい→ (=゚ω゚=)