神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

鴨川の風が作家を生む


『読書のいずみ』秋号の「座・対談」で万城目学氏は、小説を書くきっかけについて語っている。

小説家を意識したのは大学3回生の秋くらいです。大学から自転車で帰るのですが、ちょうどその時に鴨川方面から風がフッと吹いてきまして、それが非常に気持ち良かったんですね。自分では本当に何もやっていないクズのような生活やなと普段思っていたんですけども、それでも「よし」と言ってくれたようなね、自然が。その時の非常に心地よい感じは、今だけしか感じ得ないんじゃないかなと、この感情を文章にして残しておきたいなと自転車のサドルの上で思ったのが、書こうと思ったきっかけですね。それで、ワープロを開いて、いきなり小説を書き出したんですよ。


脚色も入っている感じもするが、まあ信じておこう。川端通りを南下する途中の出来事というところだろうか*1
わしも高校のときだったかしょうもないSFを書いた覚えがあるなあ。学生時代は、幸い(?)鴨川の風は吹かず、勉学に勤しんだものである(ウソ)。


猫猫先生には今でも風が吹いているらしい。御健闘を祈ります。

                                                                                • -


はてなのキーワード「森洋介」で22件もアクセスあり。ナンダラウ。

*1:正しくは、賀茂大橋今出川通)を渡る途中みたい。