神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

東京図書館で借覧する清沢満之

東京大学予備門に通っていた清沢満之の日記に、東京図書館らしきものが出てきた。

明治16年4月13日 入浴後図書館に至り、息軒遺稿、回天詩史、柳河東集、及び梅翁随筆借覧す。時間不足故熟読することを得ずして帰る。


    4月16日 其より神保町小川町錦町を散策して帰り、其より直ちに入浴し、終りて書籍館に行き鳩巣話・東 莱博議・読韓非子・及び経典説題を借覧す。*1


(参考)「書物蔵

                                                                    • -


赤尾照文堂が18,900円で出してた『現代猟奇尖端図鑑』(箱付き)は、売れたかしら。

*1:追記:出典は、『清沢満之全集』8巻(岩波書店、平成15年6月)。書物蔵氏によると、『経典説題』は正しくは『経典題説』。