神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

一番手のかかる患者


大岡昇平の『成城だより』にも谷崎ネタあり。

昭和54年12月11日 中沢徳弥君はもと熱海国立病院の副院長、退職後、清水町にて開業していた。文学にかかわることを記せば、熱海居住中の谷崎潤一郎志賀直哉広津和郎の主治医なり。もうみんな故人だから書いてもいいだろうが、患者として広津さんが一番扱い易かったと聞いたことあり。諸文豪の病気については、答えないにきまっているので質問せず。


大岡は書いていないが、一番扱いにくかったのは、やはり谷崎かしら。

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時計台でもらった『紅萠』14号に竹内洋(京大名誉教授・関西大学文学部教授)「奇人変人教授列伝」が載っていた。農学部近くの喫茶店アルペン」の思い出について書いている。今もあるらしいが、行ったことがないので知らない。ホトケの文学部教授Hとは誰のことだろう(ネットでも見られる→「http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/issue/kurenai/documents/14.pdf」)


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遅ればせながら『プラネッツ』5号で猫猫先生へのインタヴュー記事を見た。歴史小説も書いていたらしい。