2008-10-15 関根喜太郎の幻(補足) 出版 「書物蔵」で言及されていた大澤正道「関根康喜の思い出」*1に、関根が戦時中埼玉県吹上町に疎開していたことや、同町の地主の生まれと推定できることが書かれている。また、大正初年に既に土岐哀果の『生活と芸術』や堺利彦の『新社会』に「不平満々の短歌をのせてその社会不満をまぎらわしていた」と後に「震災後と戦災後」(『虚無思想研究第二輯』星光書院、昭和24年)で述べているとのこと。 *1:『虚無思想研究』19号、平成17年2月。『忘れられぬ人々』論創社、平成19年10月所収