神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

岡田道一博士と竹久夢二


猫猫先生の天敵、禁煙オカルティスト(笑)たる岡田道一博士。ただ者ではなかった。
日本古書通信』昭和55年8月号の訃報欄によると、

岡田道一氏(医師・元「夢二会」会長)
七月十二日死去。九十歳。京大医学部学生時代に、竹久夢二と親交、夢二没後は「夢二会」を結成、遺児の面倒をみるかたわら回顧展を開いて、夢二の業績を世に広めた。


また、岡田自身も『近代作家追悼文集成16』所収の『書窓』3巻3号(昭和11年8月5日)掲載の「京都時代の夢二」で次のように語っている。

夢二年譜でいへば大正五年から大正七年迄京都に居たと書いてある、私は大正二年九月から大正六年十一月迄京都医科大学に遊学して居たからその間約二年間然も私の学生の終りである大学生の三年、四年のころ夢二君と一緒に京都といふ雰囲気の中で暮したのである。/略/私は夢二君の一フアン且つ短歌同好者として夢二君の入洛せらるゝや最も先に交際した。当時の学生としては文学青年で生意気ではあつたが、単独東京から来てる私を夢二君の熱愛で藝術的になぐさめてくれたので毎日私を招いては高臺寺の家で語つたり一緒に島原太夫道中を見に行つたり、壬生狂言を見に行つたり、宇治のあがた祭に行つたりした。又京都短歌会を設けたり、都々逸の会を圓山でしたり、江戸つ子会をやつたりしたのも皆同君があつての事であつた。

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別冊太陽スペシャルの『内田百輭』が出てた。


今頃驚いてはいかんが、ホリエモンって、東京大学文学部宗教学・宗教史学専修課程中退だったのね。

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『東京人』10月号「アウトロー列伝」特集。黒岩比佐子「この男となら逃げたい! 武林無想庵 
稀代の美男にして、コキュ」が載っているみたい。