明治28年8月に創刊された投書雑誌『文庫』に、中山太郎が投書していたことは、7月7日に言及したところである。
同誌には、他にも後に著名人となる人達が投稿していた。
40巻3号（明治42年3月1日）の桜沢如一「雪鳥」は、あの桜沢の処女作ではなかろうか。
また、小谷野氏や大西小生氏の好きなあのカップルも仲良く（？）投稿している。
永代静雄訳「ブーカー・ワシントン自叙伝」（38巻6号、明治42年2月1日）、同（39巻1号、明治42年3月1日）
美知代「お須磨」（32巻1号、明治39年7月15日）、岡田美知代「その月その日」（34巻4号、明治40年6月15日）
小谷野氏の「岡田美知代と花袋「蒲団」について」（『リアリズムの擁護』）所収の美知代の著作リストによると、明治39年から40年は美知代が『新声』にも投書していた時期に当たる。
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８月のNHK教育の「私のこだわり人物伝」は永井荷風で、５日に坪内祐三氏登場！
続いて、半藤一利氏・坂崎重盛氏・持田叙子さんが登場。
