神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

四方田犬彦の百冊目の著作書物


四方田犬彦の百冊目の著作書物は、実際には『四方田犬彦の引越し人生』とのことだが、当初の予定とは異なるようだ。
『WB』の連載「星とともに走る」第4回「四方田の7戒」によると、

ところが今年になって、わたしもまた100冊目の本を出すことになってしまった。鹿島茂に遅れること3年である。『四方田の引越し人生』が98冊目、『いつも香港を見つめて』が99冊目・・・・というわけで100冊目はアシモフに倣って、これまでのすべての書物のハイライト集にすることにした。1980年に朝日出版社から『リュミエールの閾』という映画批評集を出して以来、よくもまあ28年間も売文業を続けてきたものである。


予定より多くの本を出してしまったようだ。このハイライト集はどうなるのだろう。


追記:上記引用部分より前に次のとおりある。

中学生のころ、SFに一時凝っていたことがあった。そのとき何かの雑誌のコラムで、作家のアイザック・アシモフがいよいよ100冊目の著書を刊行することになり、それがなんとこれまでの99冊の小説の要約集であると知って、呆気にとられたことを記憶している。なんと洒落たことをという気持ちと、100冊も本を書くなんてスゴイなあという気持ちを、同時に感じたのである。


ちなみに、「四方田の7戒」の本論である、四方田の「7つの戒律」と「7つの致命的な欠陥」が面白いので、皆さん入手して読んでみませう。→『WB』の設置場所

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本の旅人』7月号の「思ってたよりフツーですね」(榎本俊二)によると、榎本の『えの素』新装版(全3巻)の上巻の解説を内澤旬子さんが書いているらしい。榎本氏は「「世界屠畜紀行」の衝撃度は「えの素」なんてメじゃありませんよ」と書いている。←「晩鮭亭日常」さんも引用していた。


「本街探偵」がなぜか見られない。困る〜。←つながった。よかった。

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安心』8月号によると、「ホツマ文字」を手足に書くと7キロやせるらしい。全身に書いたら、わしも20キロくらいやせられるかすら(笑


「国会会議録」の有用性は畏友書物奉行氏も推奨していたが、松田謙次郎編『国会会議録を使った日本語研究』(ひつじ書房)なる本が出たみたい。さすがの会議録でも「いやーん、ばかーん」は出てこないだろうね、調べてないけど。