最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』（新潮社）がいつのまにか、2008年日本推理作家協会賞評論その他の部門賞を受賞していて４冠だった。
同書の87ページによると朝鮮に星製薬の一手販売業者として星光商会という業者が存在したという。伊藤整の『太平洋戦争日記』にこの商会と思われる記述が出てきた。
昭和16年12月10日 そこを出て十二時ダイヤモンド社に寄り、川崎[昇。同郷の友人]を捜す。（略）彼の仕事の成績は社内第一の由なるも、次第に新聞縮小にて、副社長と一緒に星製薬の朝鮮の一手販売のことを計画している由なり。
星光商会はダイヤモンド社によって創設された可能性が出てきた。
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高島俊男『お言葉ですが…9 芭蕉のガールフレンド』（文春文庫）が出てた。引き続き同文庫から出るとのことでよかっただすね。
