柳田國男の『炭焼日記』に出てくる萩山四郎(はぎやましろう)が、朝鮮総督府図書館長荻山秀雄(おぎやまひでお)であろうことは、書物奉行氏が一昨年4月16日に解明しているところである。
この荻山の名前を見かけたので紹介。「日本速記協会」の理事に「萩原秀雄」とある*1。同協会には京城支部があったのでおそらく京城支部長だったのだろう。また、「朝鮮図書館研究会」の会長として「総督府図書館長 萩[ママ]山秀雄」の名前も挙がっていた*2。
「荻山」を「萩山」とする間違いはよくあるようで、『日本の植民地図書館』の巻末の年表の1945年10月の欄でも「(朝鮮)萩山秀雄、米軍政庁によって追放」とある。
速記と図書館員とはなんぞ関係があるのかすら。
追記:「萩原秀雄」はあくまで「萩原秀雄」で、「荻山秀雄」とは無関係でした。
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